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自覚症状もなく深く静かに進行する歯周病を認識しましょう

Health Time 6月4日から"歯の衛生週間"

6月4日から「歯の衛生週間」がスタートします。
歯の衛生といえば、"虫歯予防"はもちろん、現在、より注意したいのは年々増えている歯周病。
45~54歳の中年世代では9割近くが歯周病かその予備軍。
さらに最近では20代、30代といった若い世代での罷患率も増えています。
歯周病は口腔内細菌による感染症で、糖尿病や高血圧症と同じ生活習慣病です。
口腔内細菌が食べかすを食べてプラーク(歯垢)を作り、歯の表面に付着したり、歯と歯茎のすき間に入り込みます。
プラークには細菌がおり、その25%以上は生きた細菌。
この細菌から発生する毒素が歯肉を刺激、歯肉に炎症を起こし(歯肉炎)、リンゴをかじったりすると歯肉から出血しやすくなります。
やがて歯を支えている歯槽骨を溶かし(歯肉炎)最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
溶けてしまった骨は再生しません。
歯周病の予防法は、早期発見。
歯科医院の指導のもとで日常のマウスケアをしっかり行えば、進行を食い止めることができます。
喫煙やストレスも大きなリスク。
他の生活習慣病と同様、歯周病もセルフケアは重要ですから、半年に1回は歯科医院で定期検査を受けるなどしましょう。
今からでも真剣に行えばいつまでも健康な歯を保つことができます。

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