京王線千歳鳥山駅徒歩3分

〒157-0062
東京都世田谷区南烏山5-24-7 第2幸栄ビル2F

TEL:03-3308-2283
EPARK
求人案内
Q&A

世田谷区 南烏山 歯科 歯医者 小児歯科 歯科口腔外科 インプラント

院長が紹介された掲載記事について

歯科医院での軽度認知障害評価への取り組み

知ってしあわせ
倉本歯科医院 院長 倉本弘樹

現在認知症は予備軍も入れると800万人いると言われている中で、今後さらにその数が増加の傾向をたどるといった現状を考えると、我々の職場である歯科医院へ日々来院される患者さんにおいても、高齢化が確実に進んでいる。
来院されている方が、いつの日か突然認知症を発症しても決しておかしくないと考えられる。
「MCI」とは、軽度認知症の事で、認知症と言っても病的状態ではなく、その前段階と言える。
全般的には認知機能は正常、認知症の症状は認めないとされている。
MCIだと言ってもすぐに通院治療を行うものでもないが、年齢だけでは説明のつかない記憶障害が存在することが解ってきている。
統計的にはMClの方の10%程度が、毎年認知症に移行し、認知症を発症していると言われている。
この様な背景の中、2015年1月に2025年を見据えた認知症の計画である「新オレンジライン」といったものが厚労省によって示され、その中に医師のみならず、日々医療に携わる歯科医師、薬剤師を含めた人材育成が揚げられ、多職種にわたり、MClなどの人々の生活を支えるための研修プログラムが検討されている。
さらに日々の口腔ケアが、誤嚥性の肺炎予防のみならず、認知症ケアとしても大きな役割を占めてきていると考えられる。
今後の円本の人口構成を考えてみると、2035年においては65才以上の高齢者が、全体の2/3を占めることになると推計されており、歯科受診患者の高齢化は確実に進むものと考えられる。
このような状況の中で、現在歯科医院にて行われている一般的な虫歯治療、歯周病治療、咬合機能回復のための義歯、インプラント治療など歯を守る治療から噛める力の復元により、噛める喜びとともに、知的生活活動の支援、噛むことによる翼突筋静脈叢の圧迫による脳の活性化は間接的に認知症の予防に役立っていると言っても過言ではないと考えられる。
素晴らしい口腔機能の改善は、確かに認知症予防に役立っていると言えたとしても、治療終了後、確実に加齢が進み、先に述べた如くMClから認知症にいつ、どの患者さんがどのタイミングで移行するかは全くもって闇の中といった状態になると考えられる。
そこで歯科医院においてもMoCA Jなどの軽度認知機能低下に対するスクリーニングを定期的に実施して、口腔内の変化のみならず患者の認知機能の低下を常に観察することは非常に意義あるメンテナンスの一環ととらえることができる。
またこれらの検査は10分程度の短時間で半年ごとに経過観察が可能なため、患者自身、セルフ口腔衛生維持の可否判定においても、極めて重要な役割を果たすものと思われる。
認知症予防には、運動、栄養改善、社会交涜、趣味活動、さらに口腔機能向上などの取り組みが、予防に繋がる可能性が高いといったことを踏まえて、先ず出来ることから一つずつ生活の習慣の中に取り入れて行くことが大切といえる。
まずは歯科医院で口腔機能を整備して、おいしく食べて、生き生きとした健康ライフを手に入れるところから、認知症の予防に取り組みましょう。

TOPへ

COPYRIGHT © 倉本歯科医院 ALL RIGHTS RESERVED.